お奨めしたいと思った本を紹介するページです。流通のあるものは amazonの購入ページにリンクし、絶版本は google検索にリンクして中古本を見つけやすくしてあります。
昭和を代表する高野素十の作品と人間像を、総合的に、ヴィジュアルに紹介し、世界で最も短い詩型をもつ文芸ジャンルを通して「昭和」とはいかなる時代であったかを再検証する。絶版で見つけにくいが根気よく探せば中古本1,000~1,800円で流通しています。
後半生、病床から離れられない正岡子規のもとに集まった多くの文化人。近代文学・俳句・短歌・美術などの誕生・発展を、子規を頂点とする豊かな人間関係の連なりを通して眺める。虚子入門書です。中古本500円前後で流通しています。amazonの中古本でも買えるようです。
『ホトトギス』により、写生俳句を提唱、俳句革新の道を邁進し、今日あらためて高く評価されている子規の俳論集。子規の俳句観の最良の要約といわれる。 青空文庫でも読める。
次女星野立子が主宰する『玉藻』に創刊号(昭和5年6月)から亡くなる昭和34年まで,30年間書き続けた「立子へ」は,俳句の作り方,読み方をはじめ,折々の感懐,回想など,虚子が興のおもむくまま記した俳話集.娘への愛情に満ちた言葉の端々に虚子の深い心がうかがわれる1冊. amazonの中古本で数冊安価で買えるようです。
虚子の側近であった赤星水竹居が折りにふれて記録した貴重な俳話集。さりげないことばの中に虚子の面影をほうふつさせ、虚子俳句の真髄をとらえた名著。amazonの中古本で数冊安価で買えるようです。
青畝師晩年に編纂された俳句読本です。定価2,000円ですが新本は絶版だと思います。amazonの中古本で数冊安価で買えるようです。
みのるが吟行時に携帯しているコンパクトな季寄せです。最近は電子辞書に歳時記まで入っているのでそちらを使われる方も多いようですね。私は30年間何冊もこの季寄せを使い古して愛用していますので、手放せない一冊です。PS:絶版になりました。中古が見つかればお勧めです。
リンクが切れていたので追加しました。みのるの日記ダイジェスト(2002.8.14)の中で紹介している書籍です。結社と GHのあり方の違いなどを考えさせてくれた一冊でした。
虚子の俳句についての考え方をわかりやすく述べた本書は、「伝統俳句を志す人々の指針として読まれ続けてきた名著」。大正4〜8年「ほととぎす」紙上での連載で、村上鬼城・飯田蛇笏・長谷川かな女など30名超の作品評。虚子が如何にして弟子たちを導いたかと言う点で最高に興味深い書です。中級以上の人にお勧めです。,,
俳句鑑賞の学びに最適の一書として紹介します。朝日選書の中古本が流通していると思います。藤田湘子氏は解説で「・・・見事という点では、朱鳥の句の読み方の確かさもそうだし、鑑賞の深さ、幅広さにもそれが言える。読みの確かさは、各作家の代表句として抽いた作が、まことに的確で狂いがないということで証明できる。・・・」と述べている。筆者は自序で「俳句の実作者のみでなく、未知の人々にも、現代俳句とは如何なるものであるかということを興味深く読み得るものを書きたいと望んだ。長い俳句生活の中には忘れ得ぬ俳句が多くある。けれど、それは必ずしもその作家の代表作ではないので、・・・」と書いている。
明治41年から昭和12年まで、通巻500号を迎えた「ホトトギス」の雑詠入選句十数万句から、約一万句を厳選した「花鳥諷詠俳句」の精髄。大正期には蛇笏、普羅、石鼎、昭和期には秋桜子、誓子、青畝らが代表した、二回にわたるホトトギス黄金時代の名句を網羅し「芭蕉七部集」に匹敵するといわれる。現代俳句の古典的名アンソロジー。~以上、朝日文庫の紹介文から引用。朝日文庫から、文庫本(春の部、夏の部、秋の部、冬の部)で復刻されていましたが、今は絶版のようです。それぞれ400円位だったのが、中古本もプレミア価格で難しいかもしれません。もし出物があれば値打ちものです。