「日向ぼこ」も「枯野」も、比較的詠みやすい季語です。なるべく季語を直接説明しないで、取り合わせで詠むように心がけると面白い句が授かります。
兼題句会の心がけ
兼題句会の学びで大切なのは、いきなり句を詠むのではなく、歳時記や例句などで下調べをし、時間をかけて「季語の本質」についてよく研究するところから始めます。
例句を研究する理由は、類句を避けるためでもあります。紅葉や月の句は、ある意味で詠み尽くされていますから、類想を越えて新しい感覚で捉えるようにします。
投句は5句ですが、最低でも10句以上詠むようにしましょう。その中から自選して5句に絞り込んで投句されると成績も良くなるでしょう。